決算書は、税金を納めるためにも、銀行からお金を借りるにも、必ず必要になるもので、どんな会社でも1年に1回は絶対に作らなければいけません。
そして決算書の作成は、これがまた色々な法律やルールに従って作らないといけないので、なかなか面倒な作業です。
「ただでさえ忙しいのに、税金を納めるためや、銀行に見せるために、なんでこんな面倒なことをしなきゃいけないんだ!」と思われるのももっともです。
しかし!本当は、決算書とは、あなたが自分の会社の状況を把握するためにこそ、作る必要があるものなのです!!
決算書とは言ってみれば、会社の今の姿を映す鏡のようなものです。
決算書は、
①会社の財産一覧である「貸借対照表」と、
②いつからいつまでの間にいくら儲けたかを示す「損益計算書」
の2つからなります。
もちろん経営者であるあなたなら、今月はいつもより売上が多かっただろうとか、感覚としてお分かりになる部分もあるでしょう。
でも、売上が増えた分だけちゃんと儲けも増えているかということは、きちんと損益計算書を作っていないと分からないのです。
(売上が増えても、それ以上にコストが増えていたら、差引としての儲けは減ってしまいますよね!)
また、掛け売りをしていたら、今月の売上が増えたのに、てもとのお金は減っていた!ということもあります。
決算書を作って、そういう状況を随時把握できたら、「来月はコストを抑えるように気をつけなくちゃ」とか、仕入代金の支払いにも気を遣いますよね。
つまりは、適時に決算書を作って、会社の状況を把握していたら、事業をもっと上手くやっていくことに役立つのです!
忙しい経営者に、そんな時間は当然ありませんから、その面倒な作業は詳しい人に任せて、あなたには出来上がった決算書で、状況の把握だけしっかりやっていただきたいのです!